木質ペレットは、乾燥した木材を細粉し、圧力をかけて直径6~8mm、長さ10~25mmの円筒形 に圧縮成形した木質燃料で、主にストーブやボイラーの燃料として利用されています。また、その 他の用途として小動物の敷き料(猫砂など)などとして利用されています。
木質ペレットの原料は、森林の育成過程で生じる間伐材などや、製材工場などから発生する樹皮、のこ屑、端材など、再生可能な資源である木材です。これらを取り扱いやすい燃料にしたものが木質ペレットです。
間伐材などを利用することにより、森の再生を手助けすることができます。また、木質ペレットを燃やす時に出る二酸化炭素は、樹木が成長する時に吸収した二酸化炭素だけですから、化石燃料のように大気中の二酸化炭素を増加させることはありません。
小さな円筒状に成形加工されているので、運搬や取り扱いが容易ですし、乾いているので着火性にも優れています。また、長期間の貯蔵も容易です。
含水量が少なく圧縮されていますので、チップやのこ屑をそのまま燃やすより大きな発熱量が得られます。
木質ペレットは、大きく分けて木部ペレット(ホワイトペレット)、全木(混合)ペレット、樹皮ペレット(バークペレット)の3種類に区分されます。原料として用いられる木材の部位によって区分されるためです。
ホワイトペレット | 全木(混合)ペレット | バークペレット |
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樹皮を含まない木質部を主体とした原料を用いて製造したペレット。 おもにペレットストーブの燃料に使用されます。
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【全木ペレット】 樹皮付丸太を原料として製造したペレット。 【混合ペレット】 樹皮と木部を任意の割合で混合した原料を用いて製造したペレット。
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樹皮を主体とした原料を用いて製造したペレット。
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